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その考え――私は正しいと思った。
三日という短時間――それをどのように使うのか、それを決めるのは私達自身だ。
最愛の人と共に死ぬのも良し。
家族と一緒に死ぬのも良し。
考え方は、終わり方は人それぞれだ。
三日という期間――七十二時間ではできることが限られているから。
しかし、もし仮に『地球が終わるまであと一か月です』と言った場合、どうなると思う？
先ほど述べたように、自身の身を欲望に任せ続けるだけだ。
それはもう、今現在私が見ている光景だ。まさに地獄の光景だ。
人間は『生きる』という選択肢を失くされるとこうなるのか、と。このように変貌してしまうのかと。
私はその光景を見ながら一つ賢くなったと思う。
でも、まあ……今更知識を得たところで、どうにもならないのが現実なのだが。
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