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そして、この生き物はびしっといきなり飛び起きた。
「臭かったし、重くて痛かったにゃん」
「痛かった。それはごめんね。だけど臭いのは酷いやんか」
わたしの酷いという訴えを無視して、
「あなたは誰だにゃん?」
「わたしは、まりあ」
「ふ~ん。まりあ」
「あなたは、誰なんや? そして、何者なんや?」
「ボクは、怪獣界のミケネコーンだにゃん。まりあ、面白い言葉で話すね」
関西弁のことかな……。
「それは、にゃんにゃん言ってる、え~とミケネコーンね、ミケネコーンには言われたくないで」
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