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「ミケネコーンどうしたの?」
わたしが聞くと、ミケネコーンは更に激しく鳴き、地面に膝と両手をつけて、その両手にある可愛らしい肉球のある手で地面を叩き、
「お父ちゃまは、ボクのことを捨てたんだ。ボクがこんなにも駄目っこ怪獣だから呆れて捨てたんだ~ボクは孤児だにゃん~」
鼻水と涙が大量に流れてなんともいえない姿になるミケネコーン。
うっくうっくと鳴き続ける。どうしたらいいのやらわたしも一緒に泣きたくなる。
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