ミケネコーン教室へ

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溜め息と一緒にわたしは席についた。 「まりあちゃん、お昼ご飯どうした?」 とわたしの後ろの席に座るみんとちゃんが聞いてきた。 「みんとちゃん、お庭で食べてきた」 とわたしは答えた。だけど、今のわたしはミケネコーンのことで頭がいっぱいになっていて上の空になってた。 みんとちゃんが、ちょんちょんとつついてきて、 わたしが後ろを振り返ると、 「どないしたんや?」と聞いてきた。 「え、どうもしてないで~」とわたしはおどけてみせた。
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