ミケネコーン教室へ

11/15
前へ
/333ページ
次へ
「ミケネコーン、あんたなんかもう知らんからね。わたしに迷惑をかけんといてや。じゃあね」 「そ、そんな~まりあ~ボクのこと見捨てるのにゃん~」 「だって、あんた約束を破ったやろ。おとなしくしなかった」 「まりあ、それはボクは寝てしまっていただけだにゃん」 ミケネコーンはそう言いながら目を潤ませている。 「そんなの知るか、アホ」 「そんな~アホちゃう~あんまりですにゃん~」 泣き落としには乗らないからねとわたしが歩き去ろうとすると、ミケネコーンの大きな鳴き声が聞こえてきた。
/333ページ

最初のコメントを投稿しよう!

72人が本棚に入れています
本棚に追加