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「なんなのそれはー」
「火を吹いてますにゃん」
「わたしには、マッチに火を付けただけにしか見えんのは気のせいかな?」
「ひどいですにゃん、ひどいですにゃん。まりあ、あんまりですにゃん」
「あ、授業が始まる。じゃあねミケネコーン修行頑張ってね」
「まりあ、ボクのひどいですにゃんを無視してひどすぎますにゃん!」
ミケネコーンは、足をバタバタさせて抗議してくる。
「ごめんごめんミケネコーンは頑張ったで。火を吹いたんやな」
わたしが、そう言って立ち去ろうとすると、
「待ってですにゃん」
とわたしの後を追いかけて来る。
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