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【戦力増強】
「大鷲くん、我々司令部は殉職したブルー、イエロー、グリーンに代わる新たなマイティーレンジャーの補充メンバーを探している。しかし君も知っての通り、先の激しい戦闘に恐れをなした本部の候補生達が一斉に辞退を申し入れてきており、現時点では戦隊再建の目処はたっていない。」
「はい。残念ですがあの戦闘の後では、候補生達の反応も致し方ないと思います。」
「しかしこのまま君一人では、必殺技も使えず、改造ウーマンと互角に渡り合えるのか先行きが不安だ。」
「仰る通りです。」
「そこで我々司令部は、一般市民より次のマイティーレンジャー・メンバーを公募することを決定した!」
「ちょ、ちょっと待ってください! マイティーレンジャーのバトルスーツは、何年にも及ぶ厳しい訓練の末に扱える代物です! 例え一般市民から資質のありそうな候補者が見つかったとしても、実際の戦闘に参加できるようになるまでには相当な時間が必要かと。」
「その点については心配無用だ。既に手は打ってある。」
「と言いますと?」
「秘密裏に開発を続けていたマイティー・レンジャーの新バトル・スーツをリリースする。 このスーツは従来比2倍のパワーと、3倍の強度を誇る。 例えズブの素人が装着したとしても、十二分に改造ウーマンと渡り合えるパフォーマンスを見せてくれることだろう。 さらにこのスーツ、わずか3日間の講義を受講するだけで取扱い可能となるユーザーフレンドリーな仕様になっているのだ!」
「そ、そんな秘密兵器がいつの間に!(ちょっと待て!そ、そんなテクノロジーがあるのなら、俺達が続けてきた訓練っていったい...)」
「さらに朗報だ! 一般市民に公募を掛けた次期マイティーレンジャー候補者への申込みだが、既に3名の応募が来ている。 明日、この司令部で面接を行う予定になっているのだが、それを是非、隊長である君に頼みたい!」
「え? お、俺がですか?」
「そうだ。先の決戦を乗り越えた、現隊長である大鷲くんが直接面接にあたる事で、応募者達のモチベーションもおのずと上がることだろう!」
「は、はぁ...」
「明日は宜しく頼んだぞ! 大鷲くん!」
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