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「では特技について伺いたいのですが、応募書類に身体能力に自信とあるのですが?」
「10代の頃から仕事柄ポールダンスを齧っていまして。」
「あの~、お仕事と言うと?」
「六本木のショーパブです! 最近は歌舞伎町にあるロボット系のパブも掛け持ちしているんですよ。」
「では人心掌握術と言うのも...」
「四五十代の父親世代のお客様が得意かしらね? この年代のお客様からのご指名がほとんどだから(笑)」
「.....(ネオ・アマゾネス軍団相手じゃ意味ないじゃん!)」
虚しい...
これは正義のヒーロー、最強戦隊マイティーレンジャー次期候補生の選考面接ではなかったのか? やる気を失った俺は、早々に最後の質問に移った。
「それでは最後に、マイティーレンジャー入隊にあたってのご要望等があれば伺いたいのですが?」
「マイティーレンジャーのお仕事って毎日じゃないから、夜のお仕事だったら続けても大丈夫ですよね?」
「あとはそうね...」
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