序章 運転経歴

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序章 運転経歴

免許取り消し処分 1回(暴走行為ならびに共同危険行為等) 免許失効 2回(懲役刑により)   これか私の人生における運転経歴である。 免許証を取得するにあたり、普通車免許証3回、普通自動二輪(当時中型二輪)1回、第一種大型自動車免許証2回これだけでも計6回も教習所に通った計算になるが、その他、今回の小説のテーマにもなっている、普通二種免許取得のための合宿教習所、また平成30年9月に普通二輪免許証取得のため千葉京葉自動車教習所に通った。 この歳にしてようやく失った免許証すべてを(普通二種は除く)取り直すことができた。 いちばん最初に普通車免許証を取り消しになったのが18歳の時。免許を取得して僅か2ヶ月しか経っていなかった。 赤城初等少年院を仮退院した私は(更正前科2犯43歳の現役高校生参照)すぐに中型二輪免許証を取得。が、お決まりの暴走行為で切符の嵐が吹きまくり、普通車免許証を取得するや否やすぐに1年間の取り消し処分になった。 2回目と3回目の失効は懲役刑によるものであるが、運転免許証は在鑑証明書なる証明書を刑務所に発行してもらい出所後に免許センターに提出することにより再交付が可能となる。また、刑務所の所在地を現住所に書き換え刑務所内で再交付が可能となる免許制度もあるが、手続きが煩雑なうえ(たいした手続きではないが)、逮捕時に免許証を手もとに所持しておらず、肝心な免許証も不明状態だったので出所後に取り直すことにした。 そんな不良運転手の私が今回、普通二種免許証を取得するため 【南湖自動車学校】 に合宿教習生として入学し、規定通り無事卒業に至ったのである。 何故、不良運転手の私が旅客輸送業の主体となる二種免許証を取得することになったのか…
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