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「まずは偵察から!」
目にも止まらぬスピードで偵察の背後に回り延髄へ打撃、気絶を確認し少し離れた偵察のもとへ行き、同じく打撃、移動の道中でトラバサミを回収し戦士の足元へぶん投げ作動させる、止まった時に無数の矢が飛んできたがハイセンスで感覚が研ぎ澄まされてるため、矢がスローモーションのように見える矢をかわしながら先端を見ると、黄緑色に光っていた
この矢、先端に毒を塗り込んでいるな、ただ麻痺系統の毒だから死ぬことはないけど当たったら半日は動けなくはなるな……
また走り出し、くくり罠を回収して狩人たちの手に結んでいき、最後に引張ってまとめて落とし穴に連行し放り投げた
「ふう、とりあえずはこんなもんかな、さて、気絶したやつらに話を聞かないとな」
気絶した偵察を回収し、暴れられては困るので大きな木に縛り付け頬を軽くはたき起こした
「うっ……はっ!うかつだった!くそ、人間め!この縄を解け!」
「解けって言われても、解いたら暴れちゃうんでしょ?見たところエルフかな」
とがった耳、青い瞳、きれいな金色の髪、よくあるエルフあるあるだ
「それがどうした人間!この地に何の用だ!それにその力、お前から感じる波動は微弱なのに何故そんなに強いのだ、まさに悪魔の力だ!」
まぁレベル1の動きではないよな、実際…
「その、なんだ、実は旅の者で近くに里らしきものが見えたから寄ろうかなーって思ってたところなんだ、他意はない、本当ですよ?」
「旅の者だと?ふざけるな!この里は地図になどのらん!それに幻惑の魔法を使っているのに何故かからん、答えは簡単だ、お前は何らかの魔法で自分を偽り私たちが里に入れることによってそこで姿を現し、里を蹂躙するのであろう!?」
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