3、戦争

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そして翌朝、残念なことに意外とサラは早起きをするタイプらしく、起きた時にはいつの間にかサラを腕枕して、ぴったりくっついていた、そしてめっちゃ見られていた 「ん?おぉやっと起きたのかダーリンよ、まさか私の横を選んで寝てくれるとは、本当はダーリンもこういうことがしたかったということだな!ふふ、さぁ今なら何でもしてやらんこともないぞ?」 「ちょ、待て待て待て!誤解だ、それと顔が近い!そして離れてくれ!」 「ふふ、そんなに照れるな、お互い唇を交わした夫婦なのだ、今更照れる事なかろう?」 いや普通に恥ずかしいし!それになんなんだこのいい香りは!女性ってみんないい香りがするのかっていうくらいなんていうか、こう、うーん、よく分からん!それにさっきから柔らかいものがずっと当たってるんだが!? 「なぁ聞いてくれ、僕は朝、のんびり起きたいんだ、じゃないと調子が出なくって……」 「安心しろ、私も朝は早く起きてのんびりしたい派だ、だからこうしてのんびりしている」 あなたののんびりしたいを聞いてるんじゃないからぁ~!!僕ののんびり起きたいを主張してるんだからぁ~!しかし困ったぞ……僕とサラ以外誰も起きてない、つまり誰も助けてくれない、これってピンチなのでは……? 「ふっふっふ、では行くぞ……」 「わっ!バカ!ほんとんんっ!!………ぷはっ!本当に来る奴があるか!」 「ふ、ふへ、た、たまらん!も、もういっかでぇっ!?」 もう一度来る前に開いている方の手でチョップを食らわせた 「………次、許可なくやったら、容赦しないからね?」 「は、はい………」
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