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しまったな、変な魔法にかからないようターンオブマジックをかけといたんだった……
「まぁまぁ落ち着いて、後ろにいる木偶人形でできた戦士と狩人の操作をやめて話し合いませんか?」
「んな!?まさか木偶人形だと気付いて……?」
いや気付くだろ!顔の彫刻雑すぎ!体の造りはまだ分かる、だが顔!どう見てもド素人が作っただろ!もはやムンクだよ!
「そこまでよ」
背後から声が聞こえ振り返ると少し離れた丘の上に白銀の弓を携えた少女が立っていた、黄金色のツインテール、こちらから見て右の眼は吸い込まれそうなほどの青い瞳、左の眼は燃え盛るような赤い瞳をしていて、耳は後ろに向かってとがっている、また、非の打ち所がない美少女だ
「エリーナ!来てくれたのか!」
「えぇ安心して、今すぐこの人間を排除する、はぁ!」
弓をこちらに向け、矢を持っていないのに弦を引くと魔法でできた矢が生成され放つと飛んでいる最中に分裂し、他方向から飛んできた
「うおぉ!?待て待て!落ち着いてくれ!本当に危害を加えるつもりはないんだ!」
それでも彼女は打ち続けてくる
「くっそー、こうなったら戦うしかないか……ふぅ、イノセンス」
一気に脱力し、少女のほうを向く
「どうやら諦めたのかしら?ならこれで終わりよ!インパクトアロー!」
放った時に爆発しその勢いで矢が飛ぶ、そして当たる直前停止した、よく見ると素手で受け止めていた
「嘘よ……だってこの技は爆発の勢いと私の魔力を最大限に練りこんで触れるだけでも溶けてしまうのよ!?」
「……インパクトアロー」
エリーナが放ったインパクトアローを投げ返しエリーナよりもでかく、また爆発も倍以上に爆発し飛んで行った、そのスピードは次元を超える速さだった、その矢はエリーナの右側の髪を結んでいる紐をかすり、解けた
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