3、戦争

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ハヤトはサーチオールを使ってみた、一応説明はあったがところどころノイズのようなものが走り、大事な部分が分からなかった、どうやらある一定の条件を満たすと解放されるらしいが……… 「駄目ね、私の魔法じゃ解析できないわ、というより私の魔法で解析できないなら他の手段も無理ね、後は自力で発動するしかないわ」 ビーナは最先端の技術を使い、魔法を操るメカニカルウィザードいう2つ名を持ち、本来不可能な術式や詠唱、さらにはどんなものでも魔法を使える道具として扱えるという天才だ、しかし1つ問題があり、長時間扱うと反動で動けなくなってしまうという そんな彼女の魔法を駆使しても解明できないのであれば、確かに自力で探すほかないだろう 「ふん、では仕方なかろう、状況が何であれ潰すのみ!我がドラゴンの力、お見舞いするとしよう」 うお!ゴードンさんめっちゃ気合十分じゃん!むしろ楽しみにしているような………まぁ心強いに越したことはないな、皆それを聞いて安心したのか鼓舞された感じだ 「では我々も各自配置につき、戦闘に備えるとしよう、なにか分かれば報告するように、では検討を祈る、解散」 サラの合図とともに各自去っていった、ハヤトはとりあえず隠し玉としてサラとゴードンにつき、敵を迎えることとなった さぁいよいよか、めっちゃ緊張するなぁ、何より来るって分かってるのが怖いよ………ん? ハヤトは緊張しているのを悟られないため、人気のない所にいたが、後ろに気配を感じ振り返るとサラがこちらに向かってきた 「ふふ、ダーリンよ、そんなに強くても緊張をするのだな?……まぁ私たちも一緒だ、皆ああやって奮い立ってはいるがどこか気を張っている、それにダーリンはこれが初めてだろう?だから私が和らげてやろうと思ってな?」 そういいハヤトの手を軽く握り、軽く見つめあった、ハヤトはドキッとしたが、心が落ち着きありがとうとお礼を言った
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