3、戦争

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「まずは一人目、華奢な奴からどんどん行くぞ!さぁ行け!」 どうやら細身の奴からどんどん来るようだ、けど普通の人間だったら1人でも厳しいな、確かに華奢ではあるけどそもそもゴブリンだし、人間の大人以上の力はあると思うんだが………余裕だな、引っ張られている感覚が全然ない 「………このくらいなら余裕だ、一気に5人行こう」 ハヤトの言葉に全員が驚いた、当然だろう、最高10人という壁の半分を提示するということは相当なものだ、まして一気にという荒業である 「……はっ、5人一気にか!面白い、じゃあ5人一気にひっぱれ!」 合計6人に引っ張られたが、やはり引っ張られている感じがせず、面倒だったのでどんどん来るようにと促した、結果……… 「お、おい………嘘だろ……?ここにいる部隊の半数、500人は引っ張ってるぞ……?こいつ、本当に人間なのか?」 ハヤトも自分で驚いていた、まさかこんな人数に引っ張られても平気なんて、確かに少し重みを感じるようにはなってきたが、まだいけそうではあったてか500人て………セントールの50倍! 「は、はは、こいつは頼もしい奴が味方についているな、敵じゃなくてよかったよ……」 カルネラは震えながら安堵したような声で言った、確かにこんなのを見せつけられて戦うかって言われたら、全力で逃げるね!雑魚敵のように! 「人間よ、いや、改めてハヤトと呼ばせてもらおう、上から言うようで申し訳ないが、今回の戦争、期待している」 セントールとカルネラが頭を深く下げて礼をした 「頭をあげてくれよ、僕は別に力を見せつけるためにやったわけじゃないし、僕は今回が初めての戦争なんだ、だからこちらこそ経験してきたことを教えてくれればうれしいよ!」 「そうはいかん、やはり力あるものが全てだ!……だが確かに、経験しなければ分からないこともある!我らの経験でよければ教えよう」
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