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3人は手を合わせ絆が深まった、ハヤトはその場を後にしてエリーナの元へと向かった
「おーいエリーナ、なんかじっとしてられなくて来ちゃった、エリーナは緊張とかしないのか?」
「じっとしてらんないって……まぁいいわ、私だって緊張しているわ、けど私が緊張してる姿を見せたら示しがつかないでしょ?だから表に出してないの、分かったら気が散るからどっか行って!」
冷たくあしらうエリーナの手をハヤトが手に取り軽く握りしめた
「エリーナ、手を強く握り過ぎだ、緊張を隠すのもいいけどこれじゃあ支障をきたしちゃうよ、それにこんなにきれいな手が台無しになっちゃうよ?」
「は、はぁ!?あんたバカじゃないの!?………でもそうね、戦闘に支障をきたすのは良くないことだわ、それにあんたとこうしているとなぜか落ち着くわ…………ありがと、も、もういいわ!そういえば大衆の目があることを忘れていたわ!」
ハヤトに手を握られ照れながらも気持ちが落ち着いたエリーナ、がしかし周りの目を気にし、恥ずかしくなりすぐ振り解いた
「そ、そういえばそうだったね!まぁ僕も今ので少し落ち着けたし、元の場所に戻るよ、それじゃ」
「あっ…………ハヤト!あんた絶対生き残んなさいよ!私たち一応ふ、ふ、夫婦なんだからぁ!死んだら承知しないわよ!」
ハヤトは驚いた、まさかエリーナからそんなことを聞けるなんて……ハヤトもそれに応えるためにエリーナの元へ駆けていき、キスをした
「あぁ、絶対死なん!エリーナも絶対に生き残ってくれよ?それじゃ!」
そう言い残しハヤトは元の場所へ戻っていった
「な………何よ………今の、もしかしてキ、キ、キス………?プシュ~」
エリーナの全身が真っ赤になり蒸気を発生させながらその場に倒れた、その場にいた皆に運ばれ、氷で冷やされ何とかなった
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