3、戦争

60/107
前へ
/181ページ
次へ
「おぉそれは良かった、それじゃあ」 ハヤトは何故か嫌な予感がして足早に去ろうとした、がしかし肩を掴まれ、引き留められた 「ふふふふ、もちろん発案者のあなたは従業員よ!死ぬまで働かせてあげるわ、感謝しなさい!」 えぇ~、いやな予感的中しちゃったよ!しかも死ぬまでって………確かにお金には困ってはいるから助かるっちゃ助かるんだけども、エリーナ達との約束があるからなぁ 「あぁそのことなんだけど、エリーナ達の先約があってな、エルフの里の依頼を手伝う手はずになってるんだ、悪いな」 ビーナはふーんと一瞬考えたが、案をひらめきハヤトにその案を提示した 「それじゃあエルフの里で店を構えるってのはどうかしら?あなたは依頼をこなしながらお店で働く、時間もそっちの都合に合わせるわ」 そ、そう来たか、でも悪くない条件なのでは?依頼もこなせてお金も稼げて時間まで合わせてくれるなんて、ある意味最高じゃないか! 「んー分かった、それじゃあ働こうかな、細かい指示はまた後日ということで!そろそろ本当に自分の場所に戻るよ」 「決まりね、それじゃあこの札を渡しておくわ、私との連絡手段、必要でしょ?この札に念を込めれば私に通知が来るの、そして私も念を込めれば遠く離れても会話が出来るわ」 はぇ~、つまるところ携帯電話と同じってことでいいんだろうか、形状もそれっぽいし、まぁでも会話しか出来ないし、ビーナとの連絡しか出来ないんだけど……
/181ページ

最初のコメントを投稿しよう!

254人が本棚に入れています
本棚に追加