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「おぉそれは良かった、それじゃあ」
ハヤトは何故か嫌な予感がして足早に去ろうとした、がしかし肩を掴まれ、引き留められた
「ふふふふ、もちろん発案者のあなたは従業員よ!死ぬまで働かせてあげるわ、感謝しなさい!」
えぇ~、いやな予感的中しちゃったよ!しかも死ぬまでって………確かにお金には困ってはいるから助かるっちゃ助かるんだけども、エリーナ達との約束があるからなぁ
「あぁそのことなんだけど、エリーナ達の先約があってな、エルフの里の依頼を手伝う手はずになってるんだ、悪いな」
ビーナはふーんと一瞬考えたが、案をひらめきハヤトにその案を提示した
「それじゃあエルフの里で店を構えるってのはどうかしら?あなたは依頼をこなしながらお店で働く、時間もそっちの都合に合わせるわ」
そ、そう来たか、でも悪くない条件なのでは?依頼もこなせてお金も稼げて時間まで合わせてくれるなんて、ある意味最高じゃないか!
「んー分かった、それじゃあ働こうかな、細かい指示はまた後日ということで!そろそろ本当に自分の場所に戻るよ」
「決まりね、それじゃあこの札を渡しておくわ、私との連絡手段、必要でしょ?この札に念を込めれば私に通知が来るの、そして私も念を込めれば遠く離れても会話が出来るわ」
はぇ~、つまるところ携帯電話と同じってことでいいんだろうか、形状もそれっぽいし、まぁでも会話しか出来ないし、ビーナとの連絡しか出来ないんだけど……
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