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「っ!!殺す!!!ドラゴンスケイル、スピード!」
サラの全身が固い鱗で覆われ目に見えないスピードで突進してきた、ハヤトはそれをかわし足を引っ掛けさせ転倒させた
「大丈夫か?手を貸してあげよう!」
サラに手を差し伸べ、半ば無理やり立たせ泥をはたいてあげたがサラの逆鱗に触れ、ハヤトはまた距離をとる
「は、はは……人間ごときに遊ばれるだと?そうか、そうか面白い!ならば本気で相手をしてやろう………開眼せしは真なる魔眼、解き放たれし化身、忘却の彼方に眠る我が魂よ、我今ここに力を欲さんとす、哀れな者に永遠の死をもたらさん!……インカーネイト、バハムート」
周りに暗雲が立ち込め、サラから光の柱が出現し雲を突き抜ける、直後その柱の上から伝説の竜と呼ぶにふさわしい竜が舞い降りてきた、その竜をサラは取り込み姿が変わる、翼と尻尾が大きくなり角が4本になった
「ちょ、こんなところで秘伝を使う気!?これじゃあ里にまで被害が出るわ、考え直して!ハヤトごめんなさい!あなたを売って悪かったわ、だからお願い、サラを止めて!」
「うーん、確かにやばそうだな、よし分かった!じゃあこうしよう、僕を奴隷として捕まえて働かせるって言ったけど、普通に旅人として里に招待して欲しいんだ、あ、もちろん働ける所は紹介して欲しいな、盗人まがいなことはしたくないし…」
エリーナはこんな時に呑気に話している場合じゃないと言うがハヤトはその条件じゃないと駄目だと言い、エリーナは仕方なく承諾した
「くっ、だいたいあなたサラを止められる保証があるわけ!?もし駄目で里に被害が出るようなら一生恨むわよ!」
「分かってる、大体サラの技やステータス、行動パターンはみたからやられることはないよ、まさかこんなに事細かに分かるなんて、サーチオール便利すぎだろ……」
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