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「とりあえず武器がないんだよなぁ、エリーナの武器は魔力がないと使えないし、手持ちは……これだけか」
さっき戦った時に拾ってあったマキビシだけだった、サーチオールをエリーナに使い、何かいい技がないかと探すと一つだけあった
「エリーナ、俺にユグドラシルアローを放ってくれ」
「はぁ!?どういうつもり?あんたまさか私に撃たれて死んで逃げる気!?」
「そんなわけないじゃないか、それより早く、ふぅ……ハイセンス、リアクションアップ、スピードオブライト、ホールドバック」
自分にスキルをかけ強化した
「……分かったわ、ただ撃つのに10秒かかるわ、それまで逃げて頂戴」
10秒、まぁまぁな時間だ、スピードオブライトが30秒まで持つから余裕だな、ただ技に気付いたサラがエリーナを攻撃することを懸念して接近戦にして、注意をそらす必要があるな……
「十分、あとサラに狙われないようにフォレストを使っといてくれ」
「え、えぇ、ところでハヤト、なんで私の技が分かるの?」
「ん?それはエリーナのことをよく見ていたら分かったのさ」
サーチオールで全部見ました、なんて言えないよな……よくよく考えたら覗きと一緒じゃないか!
「え…よく見ていた………?あ、あぁそ、そんなことよりそろそろ来るわよ!フォレスト!」
エリーナは一瞬止まって顔が赤くなったがそれどころではないと思い出し、フォレストで姿を隠し準備に取り掛かった
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