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「さぁ待たせたね、そろそろそっちも準備完了かな?」
サラの方を向くと周りに磁場が発生し、岩が浮遊していた
「待たせた?ふん、逆に礼を言おう、待たされたおかげでその間に必要な魔力を十二分に蓄えることが出来た、さぁ死ぬがよい!この姿を見たものは生きて帰れると思うなよ?」
その刹那、サラの姿が消え気が付くと目の前にいた、がハヤトは臆することなく、サラの瞳を見据えていた
「……遅、でこぴーん!」
サラのおでこにデコピンしハヤトも消え、100メートル先でサラに手を振っていた
「あぐっ、んな、消えた!?あ、ありえん、私でも見えなかったぞ……まさかこやつ、私より強いのか?そんなはずはない!だが面白い、たかが人間と思っていたがこれ程とは……スピード、ドラゴンボルト」
サラはさらに加速し武器に竜の稲妻を纏い襲い掛かってきた、ハヤトはそれをかわしつつ後退し、後ろの木に背中をつけてしまった
「あら、もしかしてピンチ?」
「あぁだな、なかなか愉快だったぞ人間、ではさらばだ!はぁぁ!!……いったー!!!」
サラは足を押さえ、その場に転げまわる、実はハヤトが木に背中をつける直前、サラに気付かれないようマキビシを放っていた
「なるほど、サラがマキビシを踏みそうでピンチだったのかー、今度から気をつけてな?」
そしてエリーナの掛け声が聞こえ、そちらに向かう
「さぁ行くわよ!ユグドラシル……アロー!」
巨大な槍がハヤトにめがけて飛んで行った、その槍を掴み、巨大だったはずの槍が小さくなりちょうどいい大きさになった
「おぉ、思っていたよりは軽いんだな、よしとりあえず武器ゲットだ!この槍使いハヤト様にかかればどんな敵だって一網打尽だ!」
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