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[なるほどな、それでズルだと分かってエリーナが選ばれたってわけか」
「そうです、エリーナはきちんと終われず不服そうでしたが結果大喜びしてましたよ……しかしその出来事以来、ガルフィンは近隣の村に赴いては略奪や強奪を繰り返し、悪逆非道の限りを尽くしていました、最近は少しおとなしくなったと噂に聞いてましたが、確かに以前よりかはましにはなりましたがやはり注意しとくべきですね」
「そっか、よしじゃあとりあえず上がるか、そいつのことも気になるし、アルクと約束もあるから準備しないと」
「え、ハヤトさんアルクといつ会話したんです？」
しまった！これ秘密だったんだっけか、まぁいつ会話したのか聞いてるくらいだから覗きはバレてないんだろう……と信じたい
「あぁさっき温泉来る前にちょっとな……ちなみにアルト、お前は女湯覗いたりとかって興味あるのか？」
この質問を投げかけるとアルトは険しい顔になり襲い掛かってきた
「まさか覗いたときにアルクがいて裸を見たんですか？今すぐあなたを殺しますね」
「だぁぁ覗くわけないでしょ！だからその握りしめたこぶしをおさめなよ、な？な？本当マジで見てないって、ただアルトも興味あるのかなーて思っただけだから！ホンママジ勘弁やわ～、なぁ知ってるか？仏の神様は３度まで許してくれんだぜ？すごいよなー、憧れちゃうよ、自分なりたいっすもん仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏って唱えてさ、そしたらなんでも許されるんじゃないかな？そんな気がしているよ、うん、あでもアルクの裸だけなのはＮＧなの知ってるから安心して！」
「……分かりました、覗いてないようですのでやめましょう」
や、やっべーこのシスコンただ覗きに興味があるか質問しただけなのに、気が付いたら首掴まれて殴る寸前まできてたよこわ～
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