2、エルフの里

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2人は温泉から上がり着替え帰宅した、アルクの弓を確認しアルトにスリープをかけ眠らせた、さっきのアルクの件で面倒なことになりそうなのでマインドコントロールで記憶操作し、その話はしてないことにしておいた 「えっと、これが弓で矢筒と弓矢、よし、では時間も頃合いだしそろそろ行くか」 一応村長にもバレないように工作はしておいた、靴を履きアルクが待つ店の前へと向かった 到着するとアルクはしゃがんで猫のような生き物と戯れていた、その様子を見ているとなんだか微笑ましい気持ちになってくる、アルクに来たことを伝えるとこちらを確認し、猫のような生き物とお別れして立ち上がった 「その生き物、なんていうんだ?僕がいたところでは猫っていう生き物にそっくりなんだけど」 「あぁこの子ですか、この生き物の名前はヌコっていうんですよ!そちらの住んでいた場所のと響きが似てますね!」 ヌコって……まぁ気にしないでおこう、世界には文化というものが存在してこっちでは変だなぁと思っていてもあっちはすごくいい!とか思ったりするしな、もちろん逆も然りだけどな 「そっか、それとはい、言われていた弓だよ、何か狩りでもするのか?」 「ありがとうございます!……あれ?もしかして弓矢も持ってきたんですか?」 え?この子どういうこと?弓って矢を放って的に当てるものだよね?それとも僕が違うのかな?あ、分かった!弦を引張って指を離すとヴォーーンみたいな音を出して演奏でもするのかな? という疑問を抱きつつ、あえて触れずとりあえず持ってきたとだけ言って、アルクとともに向かいたい場所に向かった
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