2、エルフの里

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「そんなこと出来る訳ないだろ……しょうがない、ディスペンス」 この技は自分の魔力を半分分け与えることが出来る、しかし1人が受け取れる魔力量は決まっていて、超過した魔力は外に放出され魔素になり、その匂いで酔払った下級の魔物が襲ってくるかもしれないので使わないようにしていた けど意地でもやりそうだよなぁ……まぁこのくらいの魔力なら下級の魔物は酔いつぶれちゃうな、でも万が一中級以上の魔物だったら厳しいな…… 「暖かい……これ、ハヤトさんの魔力なんですね、なんらかとってもいい気持ち……」 アルクに分け与えた魔力は放出されず全て取り入れていた、ありえない、なぜならハヤトの半分の魔力はサラと同等、もしくはそれ以上に膨大な魔力だからだ 「お、おいアルク?大丈夫か?」 アルクは目が据わっており、完全に酔っ払っていた這いずりながら弓を取り、構えるといままで安定しなかった魔法の弓矢が安定している、それも5本も出ていた 「うへへぇ、れきましたよぉ、これでぇ、ぱしゅーん、あいぇ?ぜんぜんあららん、しかもきひんとあたれへんよ~」 おぉ、酔っ払いながらも自我はあるんだな、てかなんでアルクは取り込めたんだ?明らかに受け入れられる量ではなかったはず……もしかしてもともと器はあったけれど、自分が未熟で溜められず、今回の僕の魔力の量を分け与えたから限界突破したのか!?
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