1、転生

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最後の望みは……死んでも強くてニューゲーム、なんてのは流石に無理か… ふむ、確かに死んでやり直すことはできないの、じゃがこのアイテムならそれに近いことができるぞい 神様は懐から丸くて光り輝く石のような物を取り出し渡してきた、持ってみると持っているのを感じさせないほど軽く、握って裏返すと手の甲から光が漏れている ど、どうなってんだ?それにこの石みたいな物は? それはの、もし死んでしまった時に発動し、その石が生命力を放出して新たな生命力を得るのじゃ、ただし、寿命には効果がないがの、これでどうかの? ありがとうございます!全然これで十分です、ではそろそろですか? ほっほ、そうじゃの、ではおぬしの望み、承った!では新たなる世界で幸せに過ごすがよい!ただ、わしが言った条件忘れるでないぞ、あえて何かとは言わん、じゃが安心せい、苦痛になることはないじゃろ はい、いろいろとありがとうございました!神様の信仰は忘れません ほっほっほ、神様冥利につきるの、さぁこのゲートをくぐるがよい 異次元ホールが展開され、向こう側の景色が見える、ここは草原だろうか?見た感じでは魔物らしき存在は見えず、降り立つには今がちょうどいい場所だった はい、それではいってきます! ホールに足から入り、地面の安否を確認しゆっくり入っていった、ホールから完全に出ると風に乗って草や土のにおいが鼻につく、風も感じる、軽く頬をつねると痛みも感じる、生き返った感覚はない、何せ死んですぐに転生してしまったし正直混乱している よく見てみると自分の服装が変わっていることに気が付いた、悪くはない装飾で青を基調としたポロシャツ、ズボンは何の素材かはわからないが何かの皮でできているラフでいて動きやすい設計になっている、全裸で降り立たなくて良かったと安堵し、現状把握に移る
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