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とりあえず酔払っているアルクをどうにかしなければ!
「アルク、一旦落ち着こう、そんな状態でなんか練習は出来ないぞ」
しかしアルクは忠告を無視し弓を構える、また同じように矢を精製するとさっきは5本だったのに7本に増えていた
「なんれれすか?こんなにうまくいってるのに~、あら、急にお空が目の前に~」
アルクは構えたまま倒れこみ、倒れた瞬間空に矢を放った、そんなに力強く引張っていなかったため、放った矢は当然戻ってくる
「お、おい!ターンオブライト!……危なかった、あともうちょっとで大変なことになってたぞ……てあれ?」
ハヤトは瞬時にアルクを抱きかかえ矢を避けた、肝を冷やしたがアルクの反応は少し違っていた
「あ、あの、ハヤトしゃん……か、顔が近いれすよ、それに男の人にこんなふうに抱きかかえられるなんて……ぽっ」
「あ、あぁすまない!すぐおろすよ……そ、それにしても矢の精製が出来て良かったな~!後はきちんと素の状態で出来るようになれば完璧だぁ!」
ハヤトは恥ずかしくなり、すぐおろして明後日の方を向きながらなんとかごまかそうとするがおそらく出来てはいないだろう
「……ハヤトしゃん、こっち向いてくらさい!」
「サー、イエッサー!」
「わらしのこと、どう思いますかぁ?わらし、家事全般得意れすよ?ハヤトしゃんにならなんだってやってあげたいれす!だから私と~!……ぐぴーっ」
アルクが抱きついてきて焦ったがどうやらいいタイミングで寝てしまった、ハヤトはドキドキしながらも腰に巻かれた腕を外し、おんぶをして寝て泊まれる場所というところに向かった
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