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「くっ!一瞬でも気を抜けばやられるわ……でも勝てないわけでもなさそうね、はぁ!……はぐぅっ!」
いなした瞬間威力を強め、ガルフィンをのけぞらせた、しかし、その反動を利用し顎を蹴り上げられた
「はっはぁ、避けるのに精一杯か?お前の弱点は接近戦、近寄られると何もできないのは知ってるんだよぉ!」
「エリーナ、これでは分が悪い、雑魚処理とあやつを交代するか?私的には構わんが、というより雑魚処理の方が得意であろう?」
サラは提案を申し出たがエリーナはそれを拒み、戦う意思を伝えた、ガルフィンとの決闘はどうしても自分の手で終わらせたかった
「ふふ……確かに、私の得意は弓、短剣なんて今回使うのなんて初めてよ、魔法だって矢を精製することしか取り柄がなかったわ、でもね、私にはどうやらもう1つ才能があったみたい」
そういうと持っていた短剣と弓を地面に置いた
「なんだぁ?格闘でもやろうってのか?剣相手に勝てる訳ねぇだろ!」
エリーナは両手を突き出し、槍を魔法で精製した、魔法の矢を応用し大きさ、形状、強度を変えることで実現した
「格闘?そんなことする訳ないじゃない……アローランス、さぁ、行くわよ!ドラグーンショット!」
槍を構え、一気に突き出す、その動きは無造作から始まり、物凄いスピードで繰り出されたが、ガルフィンは間一髪で防いだ
「うおっ!?こいつ、確かに特訓をしているようだな、だがこの薬を使っているんだ、負けるはずがない!」
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