254人が本棚に入れています
本棚に追加
「他愛もない、弱すぎて話にならん、こんなに人数がいてかすり傷1つつかんとは……ダーリンどうだった!?なでなでしてほめてくれても良いのだぞ!ほらほら!」
敵を倒したサラはハヤトのもとへ行き、ほめてもらおうとすり寄る、なんとサラが倒した敵はおよそ50人はいるであろう人数を約10秒ほどで蹴散らした
ランク2は伊達じゃないってことか……さて、エリーナは……
振り返るとガルフィンは膝をつき、立つのもやっとの状態だった、それに比べエリーナは全然余裕の態度で立っていた
「……これで最後ね、あなたが傷つけた皆の敵よ!……ここで果てなさい!」
エリーナは置いていた弓を取り、使っていたアローランスを装填する、ありったけの魔力を注ぎ、その精度を上げていく、その輝きは白よりも白く、直視するにはあまりにもまぶしすぎる
「ま、待ってくれ!こ、心を入れ替えて反省するから!」
エリーナはにやりと笑い、こう答えた
「あなた、前にも同じこと村長に言っていたわね、2度目はないわ……グランドシュート!」
巨大な矢が放たれガルフィンを貫く、ガルフィンは倒れ、起き上がることはなかった、エリーナは近づき、少しの黙祷を捧げ去る
「ごめんなさい、待たせてしまったわ……てハヤト!?いつからいたのよ……ってサラ!ちょっとハヤトにくっつぎすぎよ!」
「ふっ、エリーナよ、お前もくっつきたいのだな?ほれ、遠慮せずにお前も来い」
いやお前も来いじゃねぇよ!動きづらいし周りの目は痛いし勘弁してくれ!
「いやエリーナ、断ってもいいんだぞ、てか断ってく「それじゃあ遠慮なく!は~ん、癒されるわ~!」
ハヤトの言葉を遮り一心不乱に抱き着いてきた、エリーナの様子がおかしい……まさかサラか?
「サラ、エリーナに何かしたのか!?」
「いや何も?ただ来る途中、私がダーリンについてずっと語っていたら妙に心が揺らいでしまったみたいでな……あ、そういえばエリーナは精神統一すると言っていたな、その時に集中していて聞き入れてしまったら慢心してしまい、逆にそのことに集中してしまうといっていたような……」
最初のコメントを投稿しよう!