2、エルフの里

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「ストップ、とりあえず僕がサラ達についていけばいいんでしょ?でもすぐ出発したら2人は大変だろうし、僕もきちんと身支度してから行きたいから、準備が出来たら声をかけるよ」 2人は納得し、ハヤトの準備が出来るまで各自、自由行動をすることにした、サラはここに来たら立ち寄るという場所に向かった、ハヤトとエリーナは一旦村長のもとに帰宅することにした 「ではダーリンよ、また後で会おう!抱擁の件、忘れるなよ?」 あぁ、絶対忘れず覚えてるやつだよあれ……ていうか一応付き合ってるってことになってるんだよな、果たして付き合ってるって関係なのだろうか、エリーナも然り 「……ちょっとサラばっかり見すぎよ、私も見なさい!帰るまで手を繋がないと怒るんだからね!」 えぇぇ、人前で異性と手を繋ぐなんて出来ないんですけど!?てかこの里でエリーナのことを知らない奴はいないから、絶対ヤバいよ!しかも手を繋ぐなんて、確実に恋人と認識されるやん! 「は、ははは、エリーナさん?僕は恥ずかしいから出来な……ってあぁ!?もう繋いでる!しかも恋人繋ぎ!」 「さ!行くわよ、まだ朝は早いしご飯は食べてないでしょ?だったら私が作ってあげるわアルクとアルトにお墨付きをもらってるんだから!」 エリーナはそういい、鼻歌を歌いながらハヤトを引きながら帰宅した、ハヤトは何回か振りほどこうとチャレンジしたが、次は肩に寄り添うと言われたので、泣く泣く諦めた
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