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帰宅している道中、とてもいい香りが漂ってきた、そこはエリーナが言うには、アロマテラピーが出来る施設らしい、エリーナはたまに通っているらしく、せっかくなので寄ってみることにした
中に入ってみると、モダンを基調とした作りになっていた、置いてある小物や壁掛けなど、独特なものを置いていてとてもおしゃれだ、入口正面にカウンターがあり、女性が座っていた
「あらいらっしゃい、エリーナじゃない……とそちらにいるのはもしかして彼氏さん?え、人間!?エリーナどうしちゃったの!?」
今まで人間嫌いなエリーナが手を繋いで、まして恋人繋ぎで歩いていたら当然の反応だろう、しかしエリーナは顔色変えず、今までは勘違いだったことを聞き、ハヤトに触れ、人間には優しい者もいると聞かせてくれたので分かりあえたといった
「そうだったの……確かに彼氏さん、とても優しそうね、エリーナを泣かせちゃだめよ?」
「はは、頑張ります」
とは言ったものの、2股みたいなことしてんだよなぁ、僕……
「それでお2人さん、アロマテラピーを受けに来たんでしょ?こちらの部屋にいらして」
そう言われ部屋に入ると、魔力を感じ、一切の匂いを感じなくなった、ハヤトは驚いたが女性は大丈夫といって棚にある箱から何かの液体が入っている小瓶を取り出した
「エリーナ、あなたの好きなブルーローズでいいかしら、それとも売れ残って困っているテイルハーブでもいいのよ?」
「売れ残ってるって……今度試させてもらうわ」
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