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「はいはーい少年、私の名前を使うとはいい度胸ね、覚悟はできてるかしら?」
「わぁ~ごめんなさい!それには事情があって、どうしても理解されないと思ってそんな嘘言っちゃったんです!」
レイナは殴りかかる直前で手を止め、理解されないと思ったところに引っかかり、話を聞いた
「ほーう、どれ、その理解されないと思ったことを言ってごらん?もしかしたらげんこつ一発で済むかもしれないぞ?」
あ、げんこつはするのね……
「はぁ、分かったよ、実は僕、転生してこの世界に来たんだ、だからどうせこんなこと言っても信じてもらえないし、ましてや百戦錬磨を軽々持つ人間て、絶対特別な修行してないといないでしょ?」
「ふん、確かに一理あるな、だが転生者?よく分からんが強いのか?確かにその武器、ただ者でない感じがするな……それに比べあんたは何も感じないな、一体どういうことだ?」
この世界の住人はもしかして僕のステータスは感じないのか?よく強い人はアニメやゲームでオーラが出てヤバそうみたいな……
「まぁそれはそれ、私の名前を使うのは良くないねぇ、それじゃあおとなしく殴られなさい!……あら」
ハヤトは微動だにせず、その拳をかわしていた、レイナのげんこつが遅かった訳ではない、手加減をしてはいるが、普通であれば反応などできない、それを拳が当たる直前にすれすれでかわしたのだ
「あ、あはは、痛いのは勘弁です……」
何故だ!今完璧に当たるはず、というよりこの距離を避けるなんて出来る訳がない!何かの技か?それにしても早すぎる……
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