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「いったぁ~い!なにこれ、今まで食らってきた攻撃より痛いんじゃないかしら……さっきの私の拳をかわしたのはたまたまか強者だと思ってたけど、どうやら後者の方ね、私も本気でやらないと駄目かしら」
レイナは目を閉じ、ゆっくり目を開けると目の色が青から赤に変わっていた、さらに身体中の魔力を皮膚に循環させ、鉱石よりも固い皮膚を作り出した……がサラが流石にまずいと思い、ハヤトを説得し、戦いをおさめようとした
「わぁぁダーリン!流石にこれはまずい!このまま戦えば里が崩壊しかねん、ダーリンは負けないと思うが、レイナはあれでも私よりはるかに強いのだ!だから戦わないでくれ!頼む!」
サラが頭を下げて言うなんてよっぽどなんだな、流石に今回はやめておくか、まぁ今回は僕が悪いし、何なら槍までもらったようなもんだからな……
ハヤトは戦闘態勢を解き、とりあえず武装し始めたレイナを押さえるべく、一気に駆け寄り拘束した
「スピードオブライト……よっと、ごめんなさい、僕が悪かったんで許してもらえませんか?」
「ぬ!?ふ、振りほどけん!てか許せだと?私にこんなきついデコピンを食らわせて拘束して……ちょっといいかもしれんな!」
「へ……?ちょっとおねぇさん?どーしてそんな息遣い荒く、顔が赤面してるんですかね……?」
「ふ、ふふ、今までどんな攻撃も直撃したことはなく、すべてかすり傷で戦いを終えてきていたが、痛みがこんな快感だったなんて……もっとしてくれないか!」
だぁぁ!!どうして竜人族はこんなのしかいないんだ!あれか?まっすぐ生きてきた人間が、道を外したことをして、それを忘れらんなくなっちゃうっていうあれなのか!?
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