2、エルフの里

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「待て待て!お前も加わるのか!?確かに別に構わんが正妻は譲らんからな!」 議論するところそこ!?もっと根本的に話すことあるでしょう!……って言っても無駄そうだ……別に悪い気はしないけど、このままではいけないよなぁ 「私は便乗しただけ、1番だろうが最後だか関係ないわ、私は痛みという快感を教えてくれたハヤトに、興味がわいただけなのだから!」 「そんな理由で興味を持つんじゃねぇ!」 ハヤトはレイナにアッパーを食らわせたが、レイナはとても嬉しそうに吹っ飛ばされていった、サラはこのままレイナを放置すると面倒だと思い、気絶したままのレイナを担いで運ぶことにした 広場に戻ると退屈そうにしているエリーナを発見した、エリーナは来たのを察知したのか遅いと振り返ると、サラが女性を担いでいたので驚いた 「ちょ、ちょっと!もしかしてレイナ?また何かやらかしたのね、ほんとあんたの妹って懲りないというかなんというか……」 「すまんの、全く、こいつときたらいつになったら収まるのやら……」 「いや、あなたもお父さんとぶつかった時に八つ当たりする癖もすごいわよ……それのせいでこの里も1度、半壊して大変だったんだから!」 八つ当たりで里を半壊って…… サラはそうだったか?と首を傾げ、その事件を忘れたのかとエリーナは怒りを通り越し、呆れてしまった、こんな話をしていてもしょうがないと判断し、とりあえず王都に向かうため、エリーナの愛馬、セリエーヌに馬車をつなげて手綱を引いた 「ほら向かうわよ、乗って」 ハヤトたちは馬車に乗り、王都に向かうことにした
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