3、戦争

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ハヤトたちは馬車に揺られ、王都に着くころには夕方になっていた、馬車を降り、辺りを見渡すとそこは先ほどとは違う都会だった、さっきまではほとんどの人口がエルフだったが、周りにはエルフだけでなく、多様の種族が歩いていた、しかし、1つ気になることがあった おかしい、こんなにいろんな種族がいるのに、人が見当たらないじゃないか、たまたまこの通りにいないだけか? ハヤトはそう考えていると、エリーナは考えを察して事情を説明した 「……なるほどな、つまり人間は僕の世界でいうペット、もしくは奴隷が当たり前なのか、それは人間である僕は心が苦しいよ、確かに仕方ないのは分かるけどさ……」 「そうだろうな、私もそんなのが当たり前な世界はどうかと思っている、だが父、ゴードンはそれを直そうとはせんのだ……」 気絶していたレイナが復活し、話を聞いていたのか、起き上がるなり話に参加した 「まぁ親父を説得するのは基本、喧嘩に勝ってからじゃないと話にならん、ハヤトならそれが出来るんじゃないか?」 「ちょっと、自分のお父さんぶっ飛ばされるのってどうなのよ……話し合いじゃどうにもならないの?」 サラとレイナは同調するかのように首を横に振り、ため息をついた、それだけゴードンはかたくなであることがうかがえる 「……なるほどな、ならやるしかない、人間が奴隷の世界なんて御免だ!僕がその常識を覆す!」
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