3、戦争

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「はぁ、面倒だな……サーチオール、そこか、スピードオブライト!……捕まえたぞ」 メアは姿と気配を消していて、この技の発動中に捕まったことはなかった、なので何が起きたのか分からず、とりあえず振り払うためナイフを振り回した、ハヤトはそれをかわし距離を取る 「ちっ、なんだ今のは、どうやら本当に恐ろしく強いようだ……ビーストモード!がぁぁぁぁ!」 メアの形が人狼そのものになった、明らかに戦闘力が上がり、一気に襲い掛かってきた 「うおっ!!こいつパワー型になった!おそらくだけどパワーだけならサラよりあるな……けどその分、攻撃が単調だから避けやすい」 「避けやすいって、多分避けやすいのハヤトだけよ……そんなスピード、かわし切れないわよ」 エリーナは呆れ気味に言う 「確かにな、満月の日だからよけいだろう、私もメアとの決闘の時、満月の日だったらまずかったかもな……まぁ負けんが」 「あはは、姉貴は負けず嫌いだからな、といっても努力は嫌いだからずっと私には勝てないけど!」 「ほう、減らず口をたたくのは変わらぬか……まぁ勝てないのは認めるが、むかつくから今日のお前の寝床は野宿、賃金も出さん!」 「えぇぇそれは酷いじゃないか!ごめんなさいおねぇ様、今日1日何でもしますのでそれだけは勘弁を!」 あっちで楽しそうな会話してるなぁ、僕もとっとと終わらせてゆっくりするか 「パワーハイアップ、ふん!」 ハヤトは攻撃力を上げ、乱撃してくるメアを受け止めた、メアはピクリとも動けずただ立ち尽くすだけだった、そのままハヤトはメアをぶん投げ、壁にたたきつけた
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