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「しかしきれいな女性だったな、もしかしてお母さんとかなのか?」
「違うわよ切り殺すわよ」
笑顔から一変、眉1つ動かさず、まるでゴミを見るかのような顔になった
えぇぇ、そんなに冷める事ってある!?選択肢を間違えたら死ぬ理不尽なゲームだったら僕即死してるよ……
「ま、待ってくれよ!間違えたのは謝るけど、じゃあその方はどんな方なんだ?」
「ふん、いいわ、特別に教えてあげましょう、リューネ様とは、神出鬼没のミストマスターで滅多にお目にかかれず、出会えただけでも奇跡で見た者も少ない、そのお姿はまるで天使、いや、それ以上の何か、表せるものが何もないくらいに神々しく、触れる事さえ許されない可憐さ、尊さ、彼女が泣けば大雨が降り、笑顔になれば快晴になる、環境までも魅了し変えてしまうという、何とも奇跡と言わざるを得ない、これから伝承に語り継がれるであろうしきたりをいくつも生み出した生ける伝説として今もなお活動している、あぁリューネ様!どうか罪深き私のもとへ現れ、慈悲をください……」
わぁお、リューネ様愛半端ないな……
「へぇ、すごいんだな、そのリューネ様って人」
「貴様!リューネ様は人な訳ないでしょ!このお方は人魚、人と間違えるなんて考えられないわ!切り殺す!」
「結局襲われるのかよ!もういい加減にしてくれ!」
ハヤトがそう叫ぶと、ハヤトの前に見えない壁が精製され、メアの攻撃が防がれた、お互い何が起きたのが分からなかったが、メアはこれを出した犯人を知っていた
「ちっ、ビーナか……」
「舌打ちとは失礼ね、全く、部屋におとなしくいると思ったら、まさか壁をナイフで切り抜いて脱走してただなんて、気付かなかったわ……」
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