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「私を差し置いて話してんじゃ……な、何!?」
メアは自分を差し置いて会話をされたことに苛立ち、暴れようとしたが、実体のないものに手足を縛られ動けなくなった
「あなたは厄介だから、私の魔法で縛り付けたから、あがいても無駄よ、像が100匹で引張ったって切れないわ」
メアはそれを聞かず目一杯の力で引きちぎろうとしたが、びくともせずついには諦めた
「ふぅ、助かったよ、ところでもう向かった方がいいんじゃないか?邪魔は入ったけどあまり遅いのは良くないんじゃないかな?」
「む、確かにそうだな、では向かうとしよう!メアは私が運ぶ、ではついてこい」
サラはそういいながらメアを担ぎ上げ、一行は会議室に向かうことにした
向かっている最中、ハヤトはメアのペンダントの女性が気になり、どこで見たのかを思い出していた
うーんあの女性、見たことあるんだよな……でも雰囲気が似てただけで違うような気もするんだよなぁ、確かミストマスターとかって……ん?ミスト?……霧……あ、そうか!アロマテラピーを受けた時にしてくれた女性の人にそっくりだったんだ!
「なぁエリーナ、ここに来る前に寄った香りでリラックスできるところの女性って名前、なんていうんだ?」
「え?何よ突然、はっ!まさかあんた、ああいうのがタイプなの!?意外ね……実はおねぇさん系が好きだなんて」
「違うわ!そうじゃなくってさっきメアが言ってた女性と似てる気がしてさ」
エリーナは疑ったような目でまぁいいわといい、名前を教えてくれた
「あの人はリュインさんよ、なんでもお母さんがとてもすごいミストマスターらしくって、たまに技を教えてくれるらしく、それもあってかある程度は詳しくなって、ミストに香りを乗せるという技に発展させて、今の商売に繋がっているらしいわよ」
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