3、戦争

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……流石に軽すぎだったか?ひょえぇ~!めっちゃ怒ってまんがな!何そのオーラ怖い 数秒の沈黙が流れ、口を開いたのはゴードンだった 「……人間よ、式を挙げるのはいつなのだ」 ゴードンの予想もしない言葉に、皆きょとんとした 「へ?……あ、あの」 「何度も言わせるな、いや、やはりそうなのだな、どうせサラのことだ、付き合っているという形だけのものをしているのだな」 ゴードンは腕を組み、頭を抱える、サラは何が起きているか分からず、どういうことか尋ねた 「待ってくれ、一体どういうことなのだ!私とダーリンのことを反対するんじゃないのか!?」 「誰が反対などするか、むしろ恋沙汰に無関心だったお前が、まさか伴侶を作っていたなんてな、これで子孫繁栄はお前の代でなくならくなったのだ!あっはっはっ!」 えぇぇ~、意外と乗り気だったよこのお父さん! 「ではなぜ怒って……はっ!まさか、私が結婚まで視野に入れてなかったから……?」 ゴードンはにやりと笑い、そうだと答え、今まで殺気を放っていたのをやめた、殺気が解けたことにより、ここにいた全員が安堵した、しかしハヤトは和む前にどうしても言いたいことがあった 「それよりゴードンさん、この世界では人間という生き物がペットや奴隷として過ごしているのが当たり前になっている、そんなのを人間である僕がその常識を覆したいんだ!たしかゴードンさんがランク1ということは一番偉いんだよね?どうにか人間も対等に立てる事って出来ないかな?」
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