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「ふ、来たか、どうだ、ここは広くて戦うのにはうってつけだろう!ここに来ると、血が騒いで心地よい、私が若い時はここで挑戦者を待ち、うち滅ぼしてきたのだ」
ゴードンはそういい、こちらに向かって歩いてくる、だが何故だろう、ただ歩いているだけなのに、気が抜けない、一瞬でも動けばやられる、そうハヤト達は感じていた、しかしこのまま飲まれてしまえば相手のペースになる、ここは歯を食いしばり、ハヤトも向かって歩き出した
「へぇ、それはすごい、ちなみに負けたことはないのか?」
「何を言うかと思えば……1度だけ負けたことがある、それは先代、ティアント様だけだ」
「そっか……奇遇だな、僕も1度だけ負けたことがあるんだ……それは人生という前世にな!」
お互い歩きから同調するように走り出し、拳でぶつかり合う、わずかだがゴードンの威力に負け、このままだと押し切られるので、逆に力を抜き、体を流して避けた
「あぶな!素のパンチでそんな威力あるのかよ!レベルが上がったからいけると思ったけど、これは厳しいか?」
「ふふ、人生だか前世だか知らんが、これは自身にもう1度負けという烙印を押される戦いになるようだな!いいじゃないか、その状況を楽しもう!」
はは、確かにもう1度負けという烙印を押されるのは勘弁だな、なんせ負けず嫌いなもんで!
「スピードオブライト、ハイセンス、パワーハイアップ、ガードハイアップ……よし行くぞ!」
一気に駆け抜け、ゴードンの体のあらゆる部位に打撃を一瞬で与える、しかし、どれも手ごたえがなく、なんなら余裕の笑みで肩を鳴らしていた
「早い動きだ、それに攻撃力も倍以上に上がっている、なるほど、確かにこれではサラでは勝てん、だがその程度では私を倒すことは出来んぞ?」
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