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マジかよこのおっさん、びくともしねぇ……ステータスもどうやら不明だし、勝てる気がしないんだが……
「さて、次は私からいこう、はぁ!」
ゴードンは掛け声とともに突進してくる、スピードオブライトがかかっているので避けられるがギリギリだった、が、ゴードンは急停止し、こちらを向いて殴りかかってきた
「うわっ!あぶな!!……ひぇ~、パンチを避けて当たったところが粉々になってる~!」
「む?よく反応したな、人間、大体の奴はこれで終わりなのだが……面白い、まだまだ行くぞ!」
ちくしょ~、一方的な戦闘を楽しみやがって!だけど負けるわけにはいかない、何か策を練らないと……
しかしゴードンは手を休めず攻撃を繰り出し、疲れる様子がない、ハヤトも防戦一方になり、避けることしか出来なかった
「はっはっはっ!どうした、もうおしまいか?……だが当たらない攻撃ばかり繰り出してもつまらんな、人間よ、武器を取れ、私も久しく武器を取っていなかったのでな、たまにはよかろう……だが安心せい、我は練習用の木刀で十分だ」
その言葉にハヤトの癪に障り、武器を取る
「……随分舐めてくれるねおっさん、僕に武器を取らせたこと、後悔しないように……来い、百戦錬磨」
ハヤトの掛け声とともに、エリーナの横に刺して置いてあった槍がひとりでに動き出し、ハヤトのもとへと飛んで行った
「ほう、その武器、見たことがないが厄介なことは確かなようだな」
「なら練習用の木刀はやめるかい?言っとくけど、手加減は出来ないんでよろしく!」
……てかよくよく考えたら木刀って大丈夫なのか?
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