3 彼はそれを、運命だと言った。

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3 彼はそれを、運命だと言った。

「あ……ハッピーバースデー、私」 券売機で買った食券をカウンターに置いた時、壁に掛けられた時計が零時を指した。 二〇〇七年十二月二十五日。 旭は、二十三歳を迎えた。
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