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「あぁもう、うっさいなぁ……」 テレビを付ければ、コメンテーターと呼ばれるおじさんが、偉そうにうんちくを垂れている。 「大臣のこの言い方が良くない」とか。 芸能人が浮気でもすれば、「家族のことを考えたら出来るわけがない」とか。 そんなことを好き勝手に言うのだ。 公共の電波を利用して、さも自分は素晴らしい事を言っている凄い人なのだ、と言いふらしたいかのように。 (あきら)は、事件というその一事象を、両サイドから見つめられなければ、評論家と名乗るなと思っている。
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