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キッチンパパは真っ白なコック帽を被って、
一流のかっこいいエプロンをつけている。
「やい!キッチンパパ!おとなしくキッチンを返せ!」
「へっへっへ!キッチンは俺のもの!返さへんで!」
関西弁!?
「お、おまえに肉じゃがは似合わない!その高い鼻…さては、フレンチだろ!」
「ようわかったな!いかにも俺は熱海のリゾートペンション出身や!」
熱海!?
「キ、キッチンはママの味!お洒落なフレンチなどいらない!」
「オリーブオイルを小馬鹿にする気やな!?」
「俺のキッチンはママ・・・いや、婆ちゃんのキッチンなんだ!そんなものは必要ない!」
「ほんなら力づくで奪えや!がっははは!!」
そう言って大きく息を吸うと、キッチンパパの腹筋が11個に割れた。
ス、スゴイ!
キッチンパパはマッチョでデカイ!!
やっぱり戦いは避けられない!
「くそ!みんな!いくぞ!!」
俺たちは、戦闘ポーズでシャキーン!
「キッチンパパ!どっからでもかかってこい!」
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