キッチンを取り戻せ!

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「どこからでも?ほな遠慮なく行くで!」 キッチンパパはそういうと、割れた11個の腹筋を見せつけてきた! 「な、、なんの真似だ?!」 俺たちは身構える。 一体何をするつもりだ?! そんな奇数に割れた筋肉で何ができると言うんだ?! しかし、ふと隣を見るとピンクの様子がおかしい。 え? 目がハートになっている・・・?! や、やばい! 筋肉にうっとりしているのか?! そんな馬鹿な!! 「ピンク!目を覚ませ!あいつは敵だぞ!」 「・・・なんて素敵な・・・筋肉・・・」 「ピンク!ピンクったら!!」 「・・・は!違う!私は見惚れてなんて・・・あぁっ」 その隙をキッチンパパは見逃さなかった。 「ピンクのお嬢ちゃん!見惚れとったな?俺の筋肉に!」 キッチンパパはさらにピンクに近寄り、 これでもかと筋肉を見せつける。 ピンクはじりじりと壁に追いやられてしまった。 「や、、いや、、やめてっ!」 「好きなんやろ?コレが・・・」 「あああ・・・」 キッチンパパはピンクをつぶしにかかった。 やばい、やばいぞ!! ピンクの目は虚ろだ。 「ピンク!俺を見ろ!俺をーーー!!!」 ピンクはもうキッチンパパの11パックに夢中だ。 俺の声は届かない! 筋肉に操られている! これが世にいう筋肉洗脳術なのか?! もはやピンクはこれまでか!?
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