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私は6年前、大きな出来事が、引き金となり、長い間張り詰めていた神経の糸が、遂にプツンと切れ、その日を境に体調が一気に崩れた。自律神経が働かなくなり押し寄せてくる不安、襲ってくる恐怖、ぶつけようの無い怒り、絶望感、そして、身体的には回転性の目眩で、それこそ景色が、ぐるぐると回り、立っていられず倒れこみタクシーで病院に行き、何度か点滴を受ける、また息が上手く出来なくなり胸が苦しくなって全身から、じっとり脂汗をかいて座り込む。食事も喉を通らない。人と話すと具合
が悪くなる。
そんな状態が続いた。もうダメだ、と思い私は、ある心療クリニックに行った。
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