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最初の診断は混合性不安抑うつ障害と言われた。が、なかなか薬が効かず、その内、うつ病だ、と診断が変わり4年間で何十種類もの薬を1日に20粒近く飲み、薬の種類も目まぐるしく変わっていった。
けれど、一向に症状は変わらなかった。
このままじゃ、自分も家族もダメになる、と思いセカンドオピニオンに踏み切った。
そこで双極性障害だと言う事が分かった。
薬は効いてきた。けれど、双極性障害なので気分の波があり、遂に私はリストカットに走った。心の苦しみが、飽和状態まで達して腕をカミソリで何箇所も切った。
それによって、一気に苦しみが解消されるのだ。痛みなど無い。気持ちが高ぶり、血が流れても全く感じないのだ。切る事で、楽になれる。切らずにはいられない。切らないと逆にストレスが溜まる。多い時は一回に2箇所を1日3回目切っていた。
別に死ぬつもりでは無い。苦しみを解消する為に傷つけるのだ。傷の深さは、どんどん大きくなって、エスカレートしていった。
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