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ファッジがニヤっと意地悪な顔をして二人の会話に横槍を入れた。
「…………仕事しましょ」
少し照れくさそうにしながら愛銃に磨きをかけるラミントン。
「そうだな、そろそろ行くか。プレオール、作業が終ったら報告してくれ。常に防御壁を張って作業しろ。移動するときもな」
「は、はひ…了解です…」
徹夜でボロボロのプレオールだが手は止めない
「ガレット、ラミントン、お前らは必ず二人で行動しろ。あと…」
ファッジが眼光を鋭くして言った。
「誰も殺すなよ」
「はい」「…はい」
二人が返事をするとくるっと出口に向かいウィーンと開いた扉からすっと出て行った。
「…泡雪がラミントンをね~…」
ガレットがポツンとつぶやく
「…もういいって。」
ラミントンはうんざりした顔をする
「泡雪、人形みたいで可愛いじゃん。タイプじゃないの?」
「…タイプなんてないよ。もうこの話はおしまい」
「んだよ、つまんねぇ。ラミントンはファッジさんコンプレックスだからな!ファジコン」
「…なにそれ、聞いたことない」
「ラミントンはファジコンでプレオールはファッジ崇拝者」
「ちょっと聞こえてるよ!ガレットこそファッジ隊長の金魚の糞じゃないか」
バックミラーを見ながら声を張るプレオール
「てめぇは口の減らねぇ眼鏡だな!」
「…やめようよ…懲りないな…」
「うっせぇ、ファジコン。警護に行くぞ!」
慌てて愛銃をホルスターにしまうラミントン
「…はいはい。プレオール、後よろしくね」
「行ってらっしゃい」
ウィーンと二人とも出て行くと先ほどまでの騒がしさとは対照的にシーンと静まり返る車内。プレオールのキーボードを叩く音だけが響いた。
「ん?これって…」
プレオールがディスプレイを覗き込み考え込んだまま固まった…
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