スキナツ

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スキナツ

1.ひなきの好きなもの 「海ーっ!!」 富田さんが車を出してくれて、みんなで海に遊びに来ました! 車から見えた海に大興奮!! ゆうくんが就職して初めての夏。 最近は前ほど頻繁に会える訳じゃないから、今日はめいっぱい遊びたいな! それからあたし達は大学2回生になって、ゆいちゃんは専門学生。 ミクちゃんと富田さん、ゆいちゃんとリヒトにとっては付き合って初めての夏! みんな楽しい夏になるといいなー。 今日はリヒトのおじさんがやってる旅館に泊まらせてもらうことになってるから、先に荷物を置きに行った。 「お待たせー♪」 水着に着替えて待ち合わせしてた海岸に向かう。 「…………」 ゆうくんは驚いたような顔。 「ミクちゃんと一緒に水着買いに行ったの!…変?」 フリルがたっぷりついて体型をカバーできるビキニ。 すっごいお気に入りなんだけどな……。 ゆうくんはあたしの肩にパーカーをかけると、耳元でそっと囁く。 「……可愛い……でも、他のヤツに見せたくない……」 きゃー!! ゆうくん、たまにしかこんなこと言ってくれないのに…水着効果!! ミクちゃんの水着はもっとセクシーだけど。 「スタイルいいから似合うな」 「そう?嬉しい」 そしてゆいちゃんはというと…… 「完全防備、って感じだね…」 上も下もラッシュガードを着ている。 「…私、肌が弱くてすぐに真っ赤になっちゃうから……」 確かに、ゆいちゃんすっごく肌白いもんね。 でもリヒトは安心そう。 とりあえずカップル別行動をすることに。 あたしはゆうくんと海に入った。
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