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『ざまぁ』の場合は、いくら何でも(生徒会の)結末が『悲惨』過ぎる気がする。あれでは、親衛隊メンバーの多くが哀しむことになりそうで………。
正直な話。生徒会などどうでもいいが、可愛い親衛隊メンバーが傷付く姿を、天音は見たくなかった。
-『傷付く』のも嫌・『泣かれる』のも嫌-
だって。天音は『泣いてる子の慰め方』なんて知らない。精々、泣き止むまで傍にいてあげるくらいが関の山だ。
散々『泣いた』のであれば、慰められなかったと言うことになるのだろう。でも、知らないのだからしょうがないのだが。
「……………千。取り敢えずさ、その転校生が来る前に、1回『生徒会親衛隊会議』しときたいんだけど。」
「そっか。なら、時間ないから早い方がいいな。今日の放課後は?
いいなら、俺から全員に連絡しとくけど。」
所謂『一斉メール』である。ラインよりも、その方が早い。(※ラインで連絡したとき、若干名が既読にならなかった。)
「急だな?まぁ、仕方ないか。でも大丈夫かぁ?全員が出れるかどうか………。」
時間がないのは本当だが、急な召集で親衛隊メンバー全員の都合が付くかが問題だ。
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