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フる・フラれる、と言うより〝自然消滅〟と言った感じのものばかり。そうである以上は、千乃が悪いワケでも・彼女が悪いワケでもないんだろうし。
-ただ単に〝合わなかった〟のだろう-
性格も趣味も好みも、全てが合う人間はそうそういない。だから、そんな存在に出逢えるのは『奇跡』の確率。
ならば、多少は相手を尊重し・妥協するべきなのだろう。あくまで、それが恋愛であるならば………。
-もし、それが『結婚』ならば〝妥協する〟
ことだけはしては駄目だ-
だって。いつか必ず、破綻する。お互い尊重し合い、話し合いなどを重ねても。それはその場で収まっても、綻びが出来る。
その綻びは、長い時間を掛けてゆっくりと、しかし確実に拡がってゆくのだ。本人達ですら感知出来ないうちに………。
-まぁ、それはさておき……………
「………『大好き』って………。恋愛感情じゃなけりゃ、一向に構わないけどさぁ………」
実は生徒会親衛隊メンバーには、生徒会ではなく、天音や千乃が好きで入っている者もいる。
天音も千乃も割りと『文武両道』で、そこそこ『才色兼備』と言えなくもない。
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