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中には『強姦(未遂)』から助けられたから入った、と言う生徒もいる。そう言う生徒は純粋な〝感謝〟や〝憧憬(尊敬)〟を抱いているだけだから、まだいい。
-だけど『恋愛感情』を抱いている場合。そ
うはいかない-
千乃はともかく、天音は完全ノーマルと言うワケではない。とは言え、それを許容出来るのは『自分が相手を好きになった場合』に限定される。
恋愛感情を抱かれても、迷惑とまでは言わないが、正直『困る』のだ。親衛隊メンバー達は勿論、可愛いとは思っている。
でも、それは恋愛感情じゃなく『動物愛護』に近いのだ。実際、天音にとって親衛隊メンバーは全員が〝従順なわんこ〟みたいなものだ。
生徒会親衛隊 総隊長である天音と、メンバー達は、極めてフレンドリーな上司と部下のような関係であろう。事実、天音にとってメンバー達は『可愛い配下』なのだから………。
だからこそ、天音は親衛隊メンバーの躾はキッチリしており、それ故に従順だ。天音の『躾』はたっぷり・じっくり愛情と根気を以て、と言うもの。
よく『飴と鞭』と言うけれど。天音のは、ほぼ9割9分9厘『飴』である。
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