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その時は、本気で青ざめ・絶叫し、思わず相手を昏倒させ(首筋に手刀を叩き込んだ)、×ダッシュで逃げた。
その後、自衛の為に選択したのが『チャラ男演技』と『生徒会親衛隊入隊』で、その効果は絶大だった。襲われることはなくなったのだ。
その代わり、性的に誘われるようになったが、先約があると言えば、あっさり(その日は)引き下がってくれる。
まぁ。誰に誘われても、そう言って断っているので、親衛隊メンバーが天音について赤裸々に語るような機会があれば、即座にバレるだろうが………。
-まぁ、その時はその時だ。そうなった時に
また考えればいい-
天音は、そう考えている。惰性や性欲処理などで、躰の関係を持つのは、天音は絶対に受け入れられないのだ。
「………まぁ、いいけど。言っとくけど、その関係で何かあっても助けねーぞ?」
キッチリ釘だけは差しておく。『助けない』とは言っても、天音は大事な親友だし、どうなってもいいワケじゃない。
「いいよ~☆俺、自分でどうにか出来ると思うしぃ~?そこまで、千にメーワク掛ける気ないも~ん。」
-コイツ、全ッ然わかってねえ-
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